規模で見る引越し業者さんのメリット・デメリット

はじめに

こちらでは引越し業者さんの規模ごとに特徴を挙げてみます。ただ一般論であって「必ずそう言える」というものではありません。あくまで予備知識程度で頭にいれておくと良いでしょう。

規模で見る引越し業者さんのメリット・デメリット

大手引越し業者
最大の特徴は受注エリアの広さでしょう。大手引越し業者と呼ばれている業者は日本全国ほとんどの場所からほとんどの場所へ引越し可能です。場合によっては海外への引越しもサポートしてくれると思います。どんな悪条件(トラックが止められない、階段が狭いなど)でも大丈夫です。「そこは無理です」なんてつれない返事が返ってくることはまずありません。
また、梱包を完璧にやってくれるのも大きな特徴でしょう。一般的に言われているような過剰な梱包はどこの大手引越し業者さんもやりません。プロの目で見て「この家財はここまで梱包しておけば安心」と言う適切なレベルでやってくれると思います。
更に、大手の引越し業者で電話だけで見積もり(値段)を出してくれるところはほとんどありません。実際にご住居の立地条件、家財道具、家財道具の量などを目で見てから値段を出すでしょう。ほとんどの大手引越し業者は無料で(実費がかかる場合は前もって請求されることもあります)見積もりを出してくれます。中には見積もりの際に即契約を交わそうとする営業マンもいますが、慌ててはいけません。既に書いていますように見積もりは無料なのです。少なくとも3社くらいは全く同じ条件(家財道具の梱包方法や作業にかかる時間と人数、事故の際の補償など)で見積もりを出させてみてはどうでしょう。その中で一番安いところ…と言いたいのですがもうちょっと待って下さい。その一番安い値段を他の引越し業者さんに付きつけて再度見積もりを出させてみて下さい。無理なら無理とはっきり言われるでしょうが、もしかしたら多少下がるかもしれません。サービスレベルを落とされては元も子もありませんのであまり欲張りすぎるのもいけませんが、安いにこしたことはありません。こういった値段交渉の際の営業マンの対応も大きなポイントとなると思います。
中規模の引越し業者
大きな家財道具(タンスや冷蔵庫など)は各社とも梱包を行ってくれますが、気持ち程度と思っていて間違いはないでしょう。トラックの荷台で毛布をかぶせるだけの引越し業者も多いので、不安な方は見積もりの際に「このタンスはどのように梱包してもらえるのでしょうか?」のように聞いておくと良いでしょう。
その見積もりですが、中規模の引越し業者は大手の引越し業者ほどしっかりとしたものではありません。営業マンの勘とおおよそで料金がだされることも多いようです。電話だけである程度の料金を出してくれる業者も中にはあります。そんな理由から引越し料金の格差が激しいことが特徴に挙げれるでしょう。電話の対応である程度判断し、3社以上見積もりを出してもらうことをお奨めします。ただし、営業マンの勘やおおよそに頼っている以上、現実とは違う驚くほど安い値段が出されることもあります。こんな場合には大抵引越し作業当日にトラブル(用意していたトラックに荷物が乗り切らない、作業人数が少なすぎて約束の時間までに終わらなかった)が起こります。安いからと言って飛びつかず、しっかりとサービス内容、作業内容を確認する事が大切です。
ただし、中規模の引越し業者の中には、他に作業が入っていない(暇な)日だからという理由で料金を下げてくれる場合もありますので、変に警戒しすぎるのも良くありません。比較のために大手の引越し業者からも見積もりを出させておくと良いかもしれませんね。
中規模の引越し業者の中には、補償の内容がひどく悪い業者もあります。補償の内容もしっかり見積もりの際に聞き、検討材料とすることを忘れないで下さい。特に取引先保険会社を契約書などに明記していない引越し業者は保険に加入していない恐れもあります。このような業者には依頼をしない方が無難でしょう。
軽トラック運送業者など
正式には貨物軽自動車運送業者と言います。特徴はなんと言っても値段の安さでしょう。大手引越し業者とは比べ物にならないほどの引越し料金となることがほとんどです。ただし、ほとんどの軽トラック運送業者は時間制の料金体系となっています。家財量が多い、運ぶ距離が遠いなどの場合にはあまり安くならないので注意が必要でしょう。また、時間制の料金体系となっていることを良いことに、わざとゆっくり作業を行う、わざと渋滞しそうな時間帯や道路を選ぶなどの悪徳業者もあるようなので事前にしっかりと料金の打ち合わせはしておきたいものです。
梱包はほとんどされず、しかも傷や破損も補償されないことがほとんどだと思って間違いがないでしょう。見積もりの際にある程度は確認しておくと良いかもしれませんが、引越しの専門業者のようにはいかないようです。軽トラック運送業者に頼む際は、壊れやすいもの、大切なものは自分でしっかりと梱包をしておくことをお奨めします。自分で運べるものは自分で運ぶようにするのも良いかもしれません。
ちなみに貨物軽自動車運送事業者が軽トラック(最大積載量350kg)以上のトラックを持っていることはありません。黒ナンバー以外のトラックを用意してくるようであれば要注意です。
便利屋業者など
引越しを事業として営めるのは、「一般貨物自動車運送事業者」「貨物軽自動車運送事業者」「貨物利用運送事業者」の3事業者だけです。たとえ便利屋と呼ばれている業者であってもこのいずれかの事業者としての許可(届出、登録)を行っていなければ引越し業を営むことはできません(仲介や手配もできません)。引越し業者を紹介することはできますので疑い過ぎるのもよくありませんが注意が必要でしょう。特に「引越しのお手伝い」などと言うふれこみには注意が必要です。あくまで引越しのお手伝いであり、便利屋と呼ばれる業者が持つ自動車を引越しに使用することは違法なのです(もちろん上記の3つのいずれかの業者であれば別)。安いからと言って飛びつかないようにしましょう。