上手な引越し業者の選び方

はじめに

引越し業者さんとひとくくりに言ってもいろいろな業者さんがあります。料金は高いけれどもサービスがしっかりしている業者さん。ただ運ぶだけで付帯サービスは何も無いけれど驚くほど料金が安い業者さん。もちろん「料金も安く付帯サービスもばっちり」なんて業者さんもたくさんあります。そんな中から、新生活の第一歩をスムーズに踏み出せるよう、失敗しない引越し業者の選び方の参考になる情報を紹介していきます。ただ、これだけは忘れないで下さい。引越しの質は引越し業者さんによって決まるのではありません。引越しをしてくれる作業員の質で決まるのです。なので下の紹介は目安でしかありません。一つの判断材料として読んで下さい。

引越し業者さんを選ぶ基準

さて、早速上手な引越し業者の選び方を紹介しようと思うのですが、選ぶ基準は人それぞれ。いくつかの例で紹介ましょう。

買ったばかりの婚礼家具や高価な家具、美術品や骨董品をお持ちの方
大手引越し業者さんを選択されることを強くお奨めします。高価な家財道具がある際のポイントは梱包引越し保険です。まず、大手の引越し業者さんは引越し料金は多少割高ですが、よほどのことが無い限り破損しないという内容で梱包をしてもらえます。確かに中小業者さんの中にも厳重な梱包をしてくれる業者さんはありますが、パンフレットを見たり見積もりに来てくれた方に聞いたりしてもなかなか本当のところが分からず、結局は引越し当日になるまでその内容を判断する事ができません。大手引越し業者さんは、破損しない保障付きの梱包を前提としたサービスを行っていますのでこの点は安心です。
また、大手の引越し業者さんは引越し保険も充実していますので、万が一家財道具が破損してしまった際のアフターサービスも安心でしょう。引越し保険はどこも同じなんて思っていませんか。引越し業者の中には「もともと傷がついてたでしょう」「これくらいなら(家財を)使うのに支障はないでしょう」なんて弁償を拒むとんでもない業者もあります。大手で知名度のある業者さんであればこんなことはしませんので安心して家財道具をまかせられますよね。
現在のお住まい、転居先のお住まいにエレベータがなく、階が高い方
値段が安い引越し業者を選択しないことをお奨めします。中小の引越し業者で値段が安いところは「え?こんな人数で?」ってびっくりするような人数で引越し作業にくるところがほとんどです。引越し料金の半分近くが作業員の方の人件費だと思えばごく当然のこと。ただ、少人数で階段を使っての作業はトラブルが多く、必要以上に時間がかかることとなります。引越し業者の作業員の方だってプロとは言え人間です。疲れてくれば注意力が落ちる、力が入らなくなる、サービスが悪くなる、とこんなことはロボットでは無いのですから当たり前ですよね。その結果、家財道具が破損する、階段の壁がはがれる、ダンボール箱を落とす、作業員が怪我をするなどなど何が起こるか分かりません。その点、大手の引越し業者はある程度の人数を最初から投入することを前提としたサービス、料金となっています。料金にもよりますが、大手の業者を選択しておくと安心ですよね。
一人暮らしの方など家財道具が少なく安価な方
地元の小さな引越し業者さんをお奨めします。大手引越し業者のサービスにも、家財が少なめな方向けのものがありますが、中小企業の料金と比べると多少割高となっています。高価な家財をお持ちの方は大手の引越し業者を選んだ方が良いでしょうが、単身赴任をされる方や新大学生の一人暮らしを始める方など家財道具が比較的安価な方は地元の小さな引越し業者や軽トラック運送会社さんなどで十分でしょう。どんな業者が運んでもサービス内容に大差は無いけれども目に見えて料金が安いと思いますので。
新しく家を建てられた方
大手引越し業者さんを選択されることを強くお奨めします。極端な言い方をすれば、家財道具は例え破損をしてもなんとかなる場合がほとんどです。よほど高価なもの、希少なものでない限り「弁償」と言う選択も業者にしてもらえるでしょう。ただ、新築の家は弁償してもらえたから、直してもらえたからといって済む問題ではありません。場合によっては直し終わるのに何ヶ月もかかるかもしれませんし、完全に直らないこともあるかもしれません。やっと新築が立ち、あとは引越しが終わるだけで新生活のスタート、といったところで不要なトラブルに巻き込まれたくはありませんよね。大手の引越し業者は新築であればまず間違いなく家の中を養生してくれますが、中小の業者でしかも値段の安いところは必要最小限の養生、もしくは養生すらしないところがほとんどです。そういった付加価値を削ることで値段が安くなっているのですから考えてみれば当たり前のことです。多少のお金で安心を買うことができるのであれば安いものですよね。
とにかく安く引越しをしたい方
友人やご家族に手伝ってもらい、レンタカーを借りて自分で引越しをするのも一つの手ではありますが、やはり引越し業者さんの手は借りた方が良いでしょう。軽トラック運送会社さんに頼んだ方がレンタカーを借りるよりも安くつく場合もあります。見積もりをあらゆる引越し業者からとり、一番安い業者を選んではいかがでしょうか。見積もりの際に、「友人が5人手伝いにきてくれる」「自分の車でこれだけは運ぶ」「梱包をせず毛布だけで」などと言ってみるのも良いかもしれません。場合によっては運ぶよりも引越し先で家財道具を揃えた方が安くなることもありますので、いっそのこと家財道具を廃棄するのも一つの手だと思います。
妊婦さんや赤ちゃんがご家族におられる方
おまかせサービスがある引越し業者を選択されることをお奨めします。小規模であろうと大手であろうと、ほとんど全ての引越し業者さんの標準的なサービスに、箱詰め箱出しは入っていません。つまり、衣服や食器、本などは自分で箱に入れ、引越し先では自分で家具の中にしまわなければならないのです。ご家族に妊婦の方がおられる、子供が小さくて目が離せない、忙しくてそんなことしている暇はない、そんな方のためにおまかせサービスと呼ばれるサービスを提供してくれている引越し業者さんもありますので、見積もりの際に聞いてみてはいかがでしょうか。